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八方尾根より不帰ノ嶮から白馬三山方面 *スマートフォンは白馬三山方面
 
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上高地からの穂高連峰  *スマートフォンも同様

 冬型の気圧配置の続く冬、上高地はなかなか良い天候に恵まれない。しかし3月にもなると良い天候に恵まれる日が多くなる。そんな良い天候の中、上高地を歩いた時の写真だ。
 暗く長い釜トンネルを抜け、スノーシューで雪の積もった道路を歩くと目の前に焼岳が迫ってくる。景色を楽しみながら大正池の手前の尾根をまわりこむと正面に西穂高岳から奥穂高岳、前穂高岳、明神岳の穂高連峰が広がった。この雄大な景観をみながら田代池へ。右手には六百山をみながら池を過ぎると穂高連峰が近づいてくる。梓川の左岸沿を歩くようになると穂高連峰を見上げるようになる。河童橋は夏の喧噪がうそのように、この景色を自分たちだけのものにした。帰りは焼岳を正面にみながら梓川の川原を後を振り返りつつ歩くのが定番だ。
 今の時期はこんなにも静かな上高地だけど、1ヶ月もすると多くの人々が押し寄せることだろう。静かな上高地を楽しむならば今のうちである。
2017年に歩いたときの動画

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三伏山から塩見岳を遠望  *スマートフォンも同様

 
塩見岳

蝙蝠尾根分岐から塩見岳に登る

 塩見岳は南アルプスのほぼ真ん中にある3000m峰、一般にはこの南にある三伏峠で南アルプスの南部と北部に分けられている。
 南または北方向から見る山容は、深田久弥も言っているように「漆黒の鉄の兜」あるいは「ズングリした入道頭」のようにでんとした大きな山容をしている。これが、東または西方向から見ると尖ったスマートな山容をしており、見る方向によって大きく変わる。
 ぼくは塩見岳には何回も登っていて、たぶん北岳の次に多く山頂を踏んでいるだろう。思い出深いのはもう40年も前のこと。正月に静岡県側の新倉から転付峠を越え、二軒小屋から蝙蝠尾根を登り、長野県側の塩川に下山した時だ。
 蝙蝠尾根を胸までのラッセルで登り、蝙蝠岳から見た塩見岳は槍ヶ岳のように天に突っ立っていたことを覚えている。主稜線に出ると無風、快晴、最高の天気の中塩見岳山頂に立つことができた。三伏峠から塩川までの下山は長く、最後の林道をヒーヒー言いながら歩いたことを思い出す。
 今度、塩見岳の山頂に立つときは、仙丈ヶ岳までの仙塩尾根を歩いた時と思っている。
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蝶ヶ岳からから槍・穂高連峰を遠望  *スマートフォンも同様

 
 常念山脈は槍・穂高連峰の絶好の展望台です。梓川を隔てた向こうに見える3000m級の山々の圧倒的な景観はいつみてもすばらしい。
 15年ぐらい前の10月中旬、ふと蝶ヶ岳に登った。紅葉は真っ盛りで三俣からの登山道では赤や黄色に輝く紅葉を楽しんで登った。蝶ヶ岳の稜線に登ると槍・穂高連峰がドンと目に飛び込んでくるはずが、雲が多く展望は明日までお預け。夕食後、西の空は紅に輝いた。
 翌朝、暗い中、空を仰ぐと快晴、シルエットの槍・穂高連峰が陽が昇るとモルゲンロートに輝き、秋色の山々の景観が広がった。ふと登った山でこんな景観がみられるなんてラッキーだろうか。早朝の絶景をゆっくり楽しんで下山した。
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針ノ木岳から南を遠望  *スマートフォンは山頂のブロッケン

 2019年の夏、三俣蓮華から親不知までの後立山連峰をすべてつなげようと、残っていた舟窪小屋から針ノ木岳をとおり種池までの計画で縦走を開始した。しかし、針ノ木小屋で台風に捕まり、来年の再挑戦を誓って泣く泣く針ノ木沢を降りた。
 翌年、新型コロナが大暴れ、この挑戦は2022年までお預けとなった。2022年の7月末、つなげるべく大町に集合、しかし天候は雨、コロナ休業で弱った身体には酷と延期し た。一週間後、大町に集合、種池から針ノ木小屋を目差し、新越山荘まで入ったが、またまた風雨強く針ノ木の岩稜を歩くのは危険と判断、種池に戻り下山した。
 2023年7月末、今年こそはと4回目のチャレンジ、針ノ木雪渓を登り、晴天の中、新越山荘までつなげて後立山連峰をつなげることができた。
 針ノ木岳では小屋を薄暗い内に出て、誰もいない山頂で展望を十分に楽しんだ。運良く薄い霧が一瞬かかり、今までで最高のブロッケンを見ることができた。この日は1日中、左手に立山連峰の大展望と久々の高山植物の花々を楽しんで歩き、新越山荘で最高に美味しいビールを飲むことができた。
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赤石岳直下から聖方面を遠望  *スマートフォンは聖岳

 聖岳から赤石岳に続く稜線は南アルプスらしい。でんと大きな山々がこれでもかと登場する。
 聖平を出るとどんと聖岳の登り、岩ゴロゴロの斜面を登るとやっと山頂だ。そして、先には大きく赤石岳、今日泊まる百間洞の小屋は近く見えるが、決して近くはない。聖岳を下りて、兎岳、小兎岳、中盛丸山を越えなくちゃならない。どの山も大きくて越えるには時間がかかる。午後の陽に照らされた中盛丸山を越えるのは本日最後のパワーを振り絞って、百間洞でのビールを夢見て歩くしかない。これだけ苦労するからビールのうまさはこの上ない。
赤石岳避難小屋にて
 翌日、小屋を出ると赤石岳への登りがはじまる。百間平の広い台地に登れば赤石岳から荒川岳、塩見岳、仙丈岳など南アの3000m級の山々が出迎えてくれる。大岩の斜面をトラバースすれば赤石岳への最後の登りが待っている。後ろを振り向けば今まで歩いて来た山々が手に取るようだ。縦走してきた満足感を大きく感じるときだ。さあ、ひと頑張りして山頂の避難小屋でお茶を飲もう。
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立山山麓スキー場山頂より北ア北部  *スマートフォンは一部
スキー場より北ア北部

 若い頃から山を登ってきた蒼山会同人の仲間達と立山山麓でスキーを楽しんだ。みな65歳以上の高齢者だけど若者には負けないと朝から晩までスキーをした。
 夜を徹してたどり着いた立山は快晴、早速、リフトを乗り継いで山頂に登った。目の前に広がったのは北アルプス北部の大展望、毛勝三山を目の前に望むことができた。残念ながら剱岳は大日岳に隠れて見えなかったけれど、遠く白馬岳を望むことができた。
 僕は数年ぶりのスキー、なかなかスピード感になれず思うように滑ることができない。何か怪我をしそうだったので、スキーは2日間でやめて恒ちゃんとワカンジキを履いて来拝山に登った。天気はあまり良くなかったけれど弥陀ヶ原から雄山がよく見えた。昔、女性は立山に登れなかったのでここの山頂から立山を拝んだそうだ。北には富山湾から富山平野の散居村を展望することができた。
 久々に富山で楽しい4日間を楽しんだ。
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入笠山より南アルプス北部の山々  *スマートフォンは一部
入笠山より南アルプス北部

 久々に冬の入笠山に登った。天気が良くて展望は抜群、北アルプスから中央、南アルプス北部の展望がすばらしかった。
 南に見える甲斐駒ヶ岳、昔、年末から年始にかけてこの入笠山から甲斐駒ヶ岳まで縦走したことを思い出した。
 入笠山にはまだ今のようなスキー場がなかった頃、暗くて寒い中、重い荷物を背負って富士見駅から歩き始めた。稜線では腰までの雪の中を数日間ラッセル、登攀用具の入ったザックが肩に食い込み、バテバテで鋸岳の端にたどり着いた。ラッセルはなくなったけれど緊張の岩稜歩き、大ギャップは懸垂下降をした。登り返しのルンゼでかぶり気味の岩を苦労して越えて、六合石室の中にテントを張った。
 日程をオーバー、今のように携帯電話があるわけではなく、明日は甲斐駒ヶ岳を越えて下山しなくてはならない。天気も下り坂、天気が崩れる前に山頂を越えようと3時頃出発。ガリガリとアイゼンから火花をちらしながら山頂に向かった。
 天気の崩れる前に甲斐駒ヶ岳を越えて、雪が降り出した頃には戸台川の川原を歩いて戸台に無事下山した。きつい山行だったけれど雪山を十分に楽しんだ山行だった。
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冬の南アルプスの峰々  *スマートフォンは北岳

 冬の南アルプスは、冬型の気圧配置の影響を受けにくく北アルプスなどに比べれば晴れの日が多い。この写真は正月の鳳凰三山、薬師ヶ岳からの写真、この時も快晴で北岳から南は上河内岳までのパノラマが目の前に広がった。
 わが国第二の高峰北岳のバットレスは正面で圧倒的な迫力でせまり、第三の高峰間ノ岳はたっぷりの雪を蓄えている。大きな農鳥岳、広河内岳と白峰南陵は徐々に高度を下げていく。
 中心部の塩見岳は隠れて見えないが、南の蝙蝠岳は広河内岳の左にちょっこり顔を出している。その向こうには荒川中岳と蛇抜沢上部のカールを従えた荒川東岳(悪沢岳)、千枚岳が続く。その左の奥には上河内岳が見えている。残念ながら赤石岳、聖岳の3000m級は隠れて見えない。
 雪の南アルプスの峰々、いつみてもすばらしいものです。
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